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奇奇怪怪な生活を赤裸々に書き綴ります。。。 特発性肺線維症と肺扁平上皮癌との戦いの記録
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本日、診察に行ってきました。

先生とじっくり相談した上で、投薬を開始することになりました。

当初は少量からにして、様子をみていきます。

光線過敏症の発生が低いらしいのと、効果の可能性があり、止めたいときに止めれるので、まずはチャレンジしてみることにしました。

まずは一週間、様子をみてみます。

しかし、珍しい薬でもあり、処方箋薬局には常備していなくて、取り寄せになってしまい、明日以降から飲むこととなりました。

薬のことで頭がいっぱいで、インフルエンザ・ワクチンをどうするのか?を聞くのを忘れてしまいました;;

次週にも診察に行くんで、その時こそは聞いてみよう!!

とりあえず、飲むことに決めたんだから、先生の指導をしっかりとまもり、治療に専念します!!!


頑張れ!!ロンリーヒッポ!!!


PS:以前のブログに、病院名及び先生の名を書いてしまい申し訳ございませんでした。

訂正を行い、お詫びいたします。
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新しい薬が誕生するための最終過程に、

有効性と安全性の評価を行う「治験」という制度があります。

治験は、参加される方の善意に基づくボランティアです。

治験に協力する人がいない限り、薬は誕生しません。

 


以前より、この治験に参加していて、昨年も協力していました。

 


COPD(肺気腫と慢性気管支炎を合わせた慢性閉塞性肺疾患)

の新薬の治験ボランティアの募集がありました。

 


以前より、胸部レントゲンを撮るたびに、お医者さんより、

肺に曇りがあり、肺気腫になる可能性が高いと指摘されてたのと、

このところ、咳もひどくなってきて、気になっていました。

 


この治験に参加するために、指定病院に行き、

予備検査を受けました。(2009年10月1日)

 


簡易肺機能検査にて、若干の異常(肺活量低下)があったので、

詳しく調べるため、胸部レントゲンと胸部CTを撮りました。

 

 

先生に診断を受け、肺気腫ではないことが判明し、

治験ボランティアには参加できないこととなりました。

 

 

そして、そこで驚きの診断を告げられたのです!!

 

 

な・な・・なんと・・・!!

 


「特発性肺線維症(とくはつせいはいせんいしょう)

(特発性とは原因不明という意味です)

【Idiopathic Pulmonary Fibrosis、略してIPF(アイピーエフ)】

と、診断されてしまったのです;

 


肺全体は非常に目の細かいスポンジ状の組織で、

吸い込まれた空気は、気管支の末端の直径数ミクロンの肺胞という所まで入ります。

この肺胞のまわりの壁の部分を間質と呼びます。

この壁は非常に 薄く、その中には毛細血管が網の目のようにはりめぐらされていて、

ここから酸素が吸収されます。

 

 

特発性肺線維症は、

「特発性間質性肺炎(とくはつせいかんしつせいはいえん)」の一種で、

なんらかの要因により、間質に炎症がおこり、繊維化して間質が厚くなり、

酸素が取り込みにくくなり、肺胞の形も不規則になって、

肺が縮んで硬くなる、治癒が困難な慢性の進行性疾患です。

 


その結果、肺のふくらみが悪くなり肺活量がおちると同時に、

酸素の吸収効率も悪くなってゆき、息苦しくなったり、咳が出ます。

さらに進行すると、 肺は線維性成分の固まりとなり、

この部分での肺としての機能が失われ、徐々に呼吸不全に至り、

急性増悪をきたすこともあるそうです。

 


喫煙者に高率にみられるがその関与は不明だそうです。

 


私たちが一般的に単に「肺炎」と呼んでいる疾患は、

細菌やウィルスの感染が原因で肺胞の内部に炎症が起こります。

この点が肺炎と間質性肺炎とが大きく異なる点です。

 


特発性間質性肺炎の発病率は、一般的に10万人に5人程度と言われています。

特発性肺線維症は進行性で、生存率は5年後で50%、10年後で20%と低く、

現行の治療方法の効果は芳しくありません。

 


特発性間質性肺炎は、国の難病(特定疾患)に指定されています。

 


難病とは一般的に「治りにくい病気」や「不治の病」を指す言葉で、

医学的に明確に定義された言葉ではありません。

そのため、難病については、その時代の医療水準や社会事情によって変化します。

 


我が国の難病対策では、いわゆる難病のうち、原因不明で、

治療方法が確立していないなど治療が極めて困難で、病状も慢性に経過し、

後遺症のために社会復帰が難しいあるいは不可能であり、

医療費も高額で、経済的な問題や介護など、

家庭的にも精神的にも負担の大きい疾病を、「特定疾患」と定義しています。

現在、特定疾患は130疾患あり、うち45疾患が医療費の補助の対象です。

 


特発性間質性肺は、医療費の補助の対象です。

 


先生より、この病気の治療は継続性が重要なので、

近くの専門医にかかることを勧められ、専門科のある近くの病院へ行くこととなる。

 


その際に、紹介状とX線画像データを預かり、画像データをちょっと見てみたが、

ムラムラは確認できたが、よくわからなかった。

 


以前にX線技師をやっていた友人に、画像を見せたところ、

曇りが正常でないことと、肺がめっちゃ縮んでいると言っていた。

 


とは言うものの、ネットで調べてみてもよく分からず、

気軽に考えていたが、そんな甘い考えは吹き飛ばされてしまった。

 


2009年10月7日に専門科のある近くの病院へ行き、

呼吸器センター長の先生に診ていただく。

 


先生の初見では、肺活量は半分以下になっていて、

レントゲン、CT画像の曇り、ばち状指の症状が出ていることにより、

特発性肺線維症に間違いないと診断を受ける。

 


病状はかなり進行していて、肺の縮みはこれ以上縮まないところまできており、

末期に近く、慎重かつ早急な治療が必要であると告げられる。

 


軽く考えないように、つよくクギをさされる!!

 


癌・白血病等と同じように、そう永くないんだとは言わないまでも、

それに近い口調の告知でした。

 


実際に、ステロイドや免疫抑制薬による治療は、必ずしも満足出来るものではなく、

自覚症状(息切れや空咳など)が認められてからの生存期間は、

個人差がありますが、平均3~5年と深刻です。

 


わたしの場合には、自覚症状はけっこう前から出ていたので、

進行期と考えられ、そう落ち着いてはいられそうにはないようです。

 


以前は、有効な治療方法がなかったが、昨年8月に新薬(ピレスパ)が承認され、

症状の改善にはいたらないまでも、悪化を阻止することが治療の目標で、

肺の線維化を抑制する作用により、肺機能の悪化を抑制し、

肺活量の減少を防ぐ可能性が上がる可能性があると説明を受け、

まずは、ピレスパによる治療を念頭に、詳しい検査をしていくこととなる。

 


しかし、この新薬を使った治療は高額で、

薬代だけでも、保険を使っても年間に50-70万円はかかるとのこと。

 


医療費の補助の対象は、重症度分類がⅢ度以上が条件であるが、

先生の所見では、まず重症度Ⅲはこえているとのこと;;

 


詳しく調べるため、検査入院を提案されるが、

オフクロの面倒をみなければならない現状をご理解いただき、

通院検査をご承諾いただく。

 


尚、外科手術及び内視鏡手術による、肺生検(肺胞の摘出)は、

症状悪化のリスクが大きく、先生の所見では必要ないとのことで、

ひとまず安心する。

 


当日は、予約せずに行ったにもかかわらず、

先生は、詳しい肺機能検査をいれてくださいました。

 


当日の検査内容。


1.胸部X線検査

2.血液検査

3.心電図

4.肺機能検査

 


次回(2009年10月19日予定)通院時予定


1.再診

2.高分解能CT(HRCT)

 


ピレスパによる治療は高額であると共に、

副作用がけっこうリスキーです。

 


光線過敏症(こうせんかびんしょう)が半数以上にでるそうです。

 


光線過敏症とは、日光に対して皮膚が過敏に反応し炎症が起こる症状で、

健康な人では起きない程度の日光でも症状があらわれるそうです。

日光にさらされた部位に、赤みや炎症、かゆみ・軽い痛み、

刺激感を伴う皮疹(ひしん)などの症状がでるらしいです。

ピレスパは紫外線による皮膚での発がんを促す可能性があるため、

服用の際には十分な紫外線対策が必要なようです!

 


その他にも、食欲不振、胃不快感(いふかいかん)、

胸やけ、嘔気(おうき)〔吐き気〕、倦怠感(けんたいかん)、

眠気、γ-GTP(ガンマジィーティーピー)の上昇などがあるようです。

 


そのような高リスクがあるため、就業に就くことが難しく、

医療費の補助を受けたとしても、

現状では、検査代を始め、補助の支給を受けるまでの立て替え払いも難しく、

生活が破綻し、なんともならないことがおきます。

 


なるべく早く手当てが必要と切迫感を感じ、役所へ相談しに行くこととしました。

 


そして、病院を終え、役所へと向かいました。

 


まずは、国民健康保険の窓口へ行き、現状を説明し、相談したが、

国民健康保険では、高額療養費受領委任払制度の適用しか出来そうになく、

自己負担額が、月に8万円くらいはかかりそうでした。

一応、申請書はいただいておいた。

 


続いて2階へ上がり、特定疾患医療費助成制度について、相談したが、

即効性はなく、病院での診断確定後の申請となる。

重症認定を受ければ、自己負担の発生はない。

一応これも、申請書はいただいておいた。

 


しかし、治療費についての支援はしてもらえそうだが、

生活については、かなりの不安があるため、

生活支援運営課にて相談をしてみた。

 


現状を詳しく説明したところ、生活保護を受けれる可能性があり、

手続きについて、詳しく説明を受けることが出来た。

揃えなければいけない書類一覧と、病院で書いていただく書類も受け取る。

 


申請から生活保護の指定を受けれるまで、2週間くらいと聞き、

少し、明かりが見えたように思えた。

 


なんとか、永い一日が終わったものの、放心状態のようになり、

なかなか現実を受け入れられず、何も手につかなかったが、

同様の患者さんのブログをみつけ、記録に残すことに決め、

このブログを書くこととする。


 

プロフィール
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HN:
ロンリーヒッポ
年齢:
66
性別:
男性
誕生日:
1957/09/06
自己紹介:
2009年10月に特発性肺繊維症を

2011年12月に肺扁平上皮癌を

告知されました。

好き勝手に生きてきました。。

沢山の人に迷惑を掛けてきました。。

今も、皆さんのお世話になっています。


2011年12月21日から化学療法が始まりました。


現在のお薬

(一日量)

ロキペイン錠60mg × 1 朝・昼・夕食後
ノバミン錠5mg × 1 朝・昼・夕食後
マグミット錠330mg × 1 朝・昼・夕食後
タケプロンOD錠30 30 × 1 夕食後
リンデロン錠0.5mg × 4 朝食後

フェントステープ4mg × 1


(頓服薬)

(鎮痛時)

オプソ内服液10mg × 2

(栄養補給)

エンシュア・リキッド250ml × 1



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